アフリカエネルギー保証ファシリティ（AEGF）は、欧州投資銀行(EIB)のイニシアティブであり、国連の「Sustainable Energy for All（SE4All）」についてEIBが誓約した支援の一つです。実施にあたり、EIBはATIを戦略的パートナーとして選任し、ATIが ATI 加盟国 でSE4Allに関する取り組みを推進していく上で必要な能力向上をサポートしています。
AEGF の仕組み
AEGFは個別商品ではなく、ATIに十分な保険キャパシティを提供するための取り組みです。AEGFにより、我々のキャパシティで対応できなかった重要なプロジェクトに対しても保険引受が可能になりました。
EIBは、世界最大かつ最高レベルの評価を持つ再保険会社のひとつであるMunichReに対して保証を行い、MunichReはSE4All対象事業に関し、ATIに対して再保険を提供します。
対象プロジェクト
当該プロジェクトがAEGFの適用を受けるためには、次に掲げる要件を全て満たすものとします。
- SE4All適格条件： EU が設定した条件 に適合するプロジェクトであること。適格性に疑問が残る場合は、ATIはEIBもしくはEIBのエージェントからの承認を求める必要があります。
- 環境社会影響評価：ATIはEIBのガイドラインを遵守し、それはATIの標準評価様式とは若干異なる場合があります。ATIの評価をガイドラインに紐付ける前に、EIBまたはEIBのエージェントからその評価の承認を受ける必要があります。
- 調達の妥当性：保険対象として検討されているプロジェクトまたはプロジェクトの一部は、EUの調達基準を満たしていなければなりません。カバーを希望する者は、ATIの標準的な保険証書の下では標準要件には含まれていない書類を提出することが義務づけられます。
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